そっとスマホにタッチするだけで欲しいものが翌日届き、世界中の誰とでも無料で何時間も会話ができる。チェスや囲碁から医療、経済などの世界でも人工知能が人間を上回る時代に、手仕事で生きていくなんて無理と考えていませんか。
美容科では、個性豊かで、将来どのような世界においても優れた人材として貢献できる、自立した人間の育成を目標としています。そのために、学生生活をとおして、幅広く深い教養を培い、精神と人格の陶冶を図るとともに、美容の基礎から最先端にいたる知識と技術を身につけられるよう、カリキュラムを編成しています。
さらには、大学設置基準による「1単位を修得するためには、15時間の講義及び30時間の授業外学修が必要とする「単位制」を導入し、100分での授業を展開しています。また、学業成績は試験や平素の成績を総合して判定しており、、100点満点で評価され、60点以上の科目について、所定の単位が付与されます。
集中的な学修が可能になり、能動的学修態度を引き出しやすくなることによる教育効果の向上が期待できること、1~2ヶ月程度の国内外での短期留学やインターンシップが容易となるなど、柔軟な教育活動の展開や国際的な流動性の向上を目的として、美容師養成施設としては唯一「クォーター制」も導入されています。
美容科(昼間課程:2年制)では、多くの実践的な学びを通して専門的な知識と技術を積み上げ、豊かな感性と表現力を身に着けた質の高い美容師を目指します。
皆さんが美容学校入学を目指す理由は、美容の技術に関する知識と経験を積み、美容師の資格を取ることによって、キレイで美しい創造活動に参加することだろうと思います。また、美容によって心身の豊かさを広げることを目指す人もいるでしょう。そして、そのどちらを目指す人にとっても社会に出て多くの人と良好な関係を築いていくために豊かな教養と美容的な感覚を身につけることがとても大事です。東京ベイカレッジは美容とメイクとブライダルを総合的に学ぶ事ができる美容師養成施設で、メイクの世界やブライダル業界をめざす人にも美容師としての技能を身につける機会があり、スタイリストをめざす人にも最新のメイクやブラダルの知識を身につける機会があります。
2018年4月、美容科は、新しく学びをスタートいたしました。美容師制度がスタートして60年、それは美容を取り巻く環境を変化させるにふさわしいスタートでした。
戦後の日本の発展に比例して美容への関心が高まり、とりわけ1980年代半ばの日本は、いわゆる「バブル」の直前で、それまでの経済成長を経て、人々の思いが文化や芸術に向かい、美容について学ぶことの意義が、自然に受け入れられた時代でした。そのあとに起こったバブル経済とその破綻、さらにリーマンショックを経て、現在では、美容教育において就職に直結する資格や実学的なものを重要視する風潮が広がり、「お客様第一」の意義が見失われ、軽視される傾向にあります。ただ、資格に関して言えば、美容科も、美容師という資格を得るための美容師養成施設として、社会や職業から隔絶したものではありません。実際、美容師を社会に送り出すことにもなります。現在、美容師養成施設へ求められているのは、大多数の学生たちが、美容サロンなどにきちっと就職し、社会人として生きていくために積極的に後押しする取り組みです。
一方、美容も、実はこの30年間に変化しています。かつての美容は、美容師たちの創造性について解き明かすことに主眼が置かれていましたが、現在では、ヘアデザインも時代の産物であって、ヘアデザインを生み出した社会や環境とのかかわり、ヘアデザインを作らせた人々やそれを鑑賞し求めた人々の世界観を知ること抜きに、美容を語ることはできなくなってきました。このような視点によって、美容を通じてそれを求め支えた人々の世界観や思いを洞察することは、現代社会の様々な事象の背景にある本質的なものを見極め、不透明で複雑な現代社会を生きていく上でも、有効な能力になるに違いありません。また、東京ベイカレッジの演習での取り組みや課題研究通じて、自ら問題を発見し考察し、プレゼンテーションやコミュニケーションによって他者に分かりやすく伝える力を身につけることも、社会的な要請と合致しています。
このように、美容学科で行われている教育は、現代社会においても価値を持ち続けるものですが、それをより確実に効率的に、学生たちに身に着けてもらうためにはどうしたらよいか、工夫や方法を検討し改善していくことが、現在、すべての教育現場に要請されています。これまでも、美容科での学びを通じて、学生たちは美容への知識と技能を深め、美容をより深く楽しむという一生ものの力を身につけてまいりました。比較的おっとりして、自己主張があまり得意とはいえない学生たちに、東京ベイカレッジで身につけた能力を自覚してもらい、それを核にして自信をもって社会で活躍していってもらえるように、美容科としてどのような取り組みが必要なのか、学生たちの意見も反映しながら、次の十年数十年の美容科に向け、新たな歩みを進めていきたいと思います。
わたしたちの生活の中にはさまざまな「感性」に訴えるものがあります。たとえば大自然の風景に心を奪われ、あるいは美容競技会で目にするさまざまな作品に魅了されることでしょう。さらには、テーマパークやイベントへ足をはこび心から感動することもあるでしょう。そればかりか、美味しい食事に幸福な気持ちになり、アニメといったサブカルチャーに没頭することも「感性」に関わっています。
そういった「感性」に関わることを、言葉で説明しようとするとき、わたしたちは「ことば」に困ることがあります。それらを「美しい」「きれい」「面白い」「かわいい」「素晴らしい」「悲しい」「楽しい」「醜い」とさまざまな「ことば」を発しても、その理由を説明するのは難しいからです。そもそも「ことば」などいらない、ただ感じるだけで十分なのではと思うこともあります。そして、美容学科で学ぶ多くのテーマは、そういった性質のものなのです。
しかし、ただ感じるだけでは学びになりません。学ぶとは「ことば」を用いて、多くの人と意見を共有し、そこに客観性を求めます。ただ主観的に感じているだけでなく、そこには事実や真理が必要であり、それらを導くためには特別なトレーニングが必要です。
美容科では、授業で美容作品をたくさん目にします。また、積極的にさまざまなサロンや美容競技会に見学に出かけ、本物の美容にもふれます。そして、自分が見て感じたことを、自らの「ことば」で記述し語るトレーニングをします。そういったトレーニングは、国家試験という大きな成果に実をむすぶことになります。このとき、きっとあなたの「感性」は豊かなものとなり、客観的に語る「ことば」で、さまざまな人とコミュニケーションをとることが可能になるでしょう。
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