当校では総合型選抜(AOエントリー)の際に「理美容と私」というテーマでの作文提出をお願いしています。
書き方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。自分の考えや感想を文章にするのは、思ったよりも難しいものです。しかし、いくつかの基本的なポイントを押さえることで、誰でも分かりやすく魅力的な作文が書けるようになります。今回は、作文の書き方に悩んでいる方に向けて、上手に作文を書くための3つの重要なポイントを解説します。作文が苦手な方や書き方がわからない方などぜひ参考にしてみてください。
1.テーマをもとに構成(流れ)を考えよう
作文を書くときの最初のポイントは、テーマを決めて構成(流れ)を考えることです。
テーマが決まれば、「導入、本論、結末」という流れを作ることで、作文全体の順序が整理され、読みやすい文章を作ることができます。
① 導入
導入とは文章の最初に位置し読者の関心を引き付ける役割を果たす部分の事です。簡潔にテーマを紹介し読み手の興味を引くような文章を書くようにしましょう。後に続く文章の内容を伝えると文章に流れが生まれます。
ここをチェック!
- 簡潔にテーマを紹介
- 読み手がもっと読みたいと思う文章
- この後何が書かれているのか伝える
- 全体の10%くらいの文字数
② 本論(理由・根拠)
本論ではテーマに対する自分の考えや意見を説明し、具体的な理由や例を挙げて文章を書きます。
ここをチェック!
- テーマに対してどう思うか。その理由も書く
- 伝えたい事やポイントを段落に分けて説明する
- 自分の考えをより具体的に。例や理由を伝える
- 全体の70%くらいの文字数を使うとよい
③ 結末
結末とは最後の部分です。これまでに書いた内容をまとめ、最終的な結論やメッセージを読み手に伝えましょう。
ここをチェック!
- これまでのポイントを短くまとめる
- 自分の意見や結論をはっきり述べる
- 全体の20%くらいの文字数を使うとよい
2.作文の基本的なルールをしっかり確認しよう
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○句読点の正しい使い方
- 句読点は文章の流れや意味を明確にするために重要です。例えば、コンマは文や語句を区切り、ピリオドは文の終わりを示します。また、クエスチョンマーク(?)やエクスクラメーションマーク(!)は疑問や驚きを表します。
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○ですます調、である調
- 文章の敬体や常体を使い分けることが大切です。ですます調は丁寧な表現で、例えば「これは大切です。」のように話し言葉に近い形で使われます。である調は書き言葉で、例えば「これは大切である。」というように、よりフォーマルな場面で使われます。
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○語尾の統一
- 文章全体で語尾の使い方を一貫させることが読みやすさを保つポイントです。
例えば、「するのだろう」「するかもしれない」「するでしょう」など、一貫性があることで文章の統一感が生まれます。
3.抽象的な表現や言葉を使用しないようにしよう
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○具体的な表現を使う
- 「とても」「すごく」などの抽象的な表現ではなく、具体的な言葉や詳細な描写を使って、読み手がイメージしやすい文章を心がけます。例えば、「とても大きい」の代わりに「非常に広い」「巨大な」といった表現を使います。
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○類義語や異なる表現を探す
- 同じ意味を持つ別の言葉や、違った表現方法を見つけて文章を豊かにします。例えば、「きれいな」という言葉に代わって、「美しい」「清潔な」といった同じ意味を持つ言葉を色々な方法で表現することで文章が豊かになり、読み手にとって興味深くなります。
これらのポイントを意識しながら、作文を書いてみてくださいね。どんなテーマでも、自分らしさを大切にすることが上手な作文を書く秘訣です。
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